阪神ヘイグ飼い殺し解雇へ…広島の助っ人起用法と正反対
「広島に入っていたら違った結果になったんじゃないか」
阪神の助っ人・ヘイグ(31)についてこんな声が聞こえてきた。
球団はすでにヘイグを解雇する方向で動き出し、新助っ人の調査に乗り出している。今季、31試合で打率.231、2本塁打、11打点。マートンの代役として期待が高かったことを考えれば、確かに物足りない。
が、起用法に問題はなかったか。開幕から主に3番三塁で起用。スローイングに難はあったものの、開幕6試合で打率.444。対戦がひと回りした時点で打率.280、1本塁打、6打点と数字は下降線を描いたが、他球団には、「多少の調子の変動はあるにせよ、ヘイグが打つと打線につながりが生まれた。我慢して使われたら厄介だった」という声もある。
金本監督は、調子を落とした途端に7番に打順を降格。その5試合後にあっさり二軍落ちさせて見切った。助っ人投手の起用を優先させる策だったとはいえ、19試合での降格はいかにも早い。再度昇格させた際も交流戦で打てないと見るや、アッサリと抹消。8月に右肩痛を訴えたのは、本人のモチベーションも影響したのだろう。