4年16億円契約終了 G内海「帳尻合わせ」の気になる査定
「帳尻合わせの査定が難しいんです」
巨人の球団関係者はこう言う。16日のヤクルト戦に登板し、8回120球を投げ2失点。9勝目(6敗)を挙げた内海哲也(34)のことだ。
昨季は2勝1敗、その前の14年は7勝9敗。13年に挙げた13勝(6敗)以来となる3年ぶりの2ケタ勝利の可能性が出てきた。お立ち台で「ここまできたら何が何でも10勝という気持ちで投げる」と声を張ったが、今季はオープン戦で防御率10.32と精彩を欠き、ケガでもないのに開幕二軍。高橋新監督の船出に立ち会えず、初勝利は6月に入ってからだった。
復帰してからも大事な試合はことごとく菅野や田口にマウンドを譲った。出遅れを取り戻す追い上げを見せたともいえるが、「帳尻合わせ」の声も上がる。そこで難しいのは「カネの計算」というわけだ。
今年で4年総額16億円の大型契約が切れるからなおさらである。チームトップの年俸4億円。まさか、ここからアップすることはないだろうが、どこが妥協ラインか。