目当ての選手次々ソッポ 連続V逸巨人はオフも大苦戦必至
12日、都内で開かれたオーナー会議後、巨人の老川祥一オーナー(74)が取り囲む報道陣にこう言った。
「今年は賭博もあって、想定外の事態になり、スタートから厳しい状態。非常に苦しい展開が予想されたが、ここまでよく頑張ってきている。ただ、勝てそうなチャンスがありながら、いま一歩のところで勝てない。今後どういう補強が必要になるか、全体として考えなければいけないだろうと思っています」
広島に14ゲームの大差をつけられ、2年連続のV逸。渡辺恒雄読売新聞グループ本社代表取締役主筆(90)は「これは由伸の責任じゃねえな。フロントだよ。こんな補強せず、今の陣容で勝てと言ったって、無理だよ」と言っていたが、老川オーナーもまた、来季のV奪回に向けて大型補強の必要性に言及したのだ。
「巨人FA補強へ本腰」と報じるスポーツ紙は、野手でオリックスの糸井嘉男(35)、中日の平田良介(28)、大島洋平(30)、日本ハムの陽岱鋼(29)、投手では西武の岸孝之(31)、DeNAの山口俊(29)の6人の名前を挙げ、水面下で彼らの調査を始めているとしている。すでに日刊ゲンダイも糸井を筆頭に複数選手をリストアップしていると報じているが、ペナントレース同様に苦戦を強いられているようだ。