五輪、賞金にも無関心 10億円逃した松山英樹の“ゴルフ道”
■五輪メダルよりも日本人初のメジャー優勝
14年から米ツアーに主戦場を移した松山の目標は4大メジャーで勝つこと。その一点に尽きる。プレーオフシリーズ最終戦の今大会に優勝すれば、年間王者として1000万ドル(10億円)のボーナスを手にする可能性があり注目を集めたが、松山本人は金に関しては頓着しない。
今季も獲得賞金は約5億円(年間ボーナス含む)を超え、レクサス(トヨタ)やダンロップ、ANAといった大手スポンサーからの契約金も加えれば10億円超の収入がある。ツアーの拠点として米フロリダ州オーランドに自宅を構えたものの、石川遼のように米国や国内に不動産を買い漁ることもない。
あるメディアの関係者がこういう。
「無関心なのはお金だけじゃない。よく比較されるテニスの錦織圭は中学から渡米して、試合後のインタビューでは流暢な英語を話す。卓球の福原愛も中国に行けば現地の言葉を話す。欧州で活躍する日本のサッカー選手もしかりです。イチローだってチームメートとは英語でやりとりする。松山は2年前、ニクラスがホストを務める大会(ザ・メモリアル)に優勝しても英語で挨拶しなかったことがいろいろ言われましたが、本人は英会話ができないことなどまったく気にしていない」