本田頼みと珍交代で豪と分け 「ハリルの限界見えた」の声
「同点に追い付いてからのオーストラリアは後半12分、25分、37分と矢継ぎ早に攻撃系の選手を投入。勝ち点3を狙って攻め立てた。ところがハリルは37分、故障したFW小林に代わってMF清武(弘嗣・26=セビリア)を、39分にFW本田に代わってFW浅野(拓磨・21=シュツットガルト)を、そして46分にFW原口に代わってDFの丸山(祐市・27=FC東京)を投入した。まったく効果的な選手交代とはいえません。動きがいまひとつだったMF香川真司(27=ドルトムント)をベンチに下げ、どうして清武を後半頭からピッチに送り込まなかったのか? 後半に入って明らかに動きが鈍くなった本田は、もっと早い時間に浅野と交代させるべきだった。展開に応じた適切な選手交代が、ハリルホジッチ監督にはできないということが、改めて浮き彫りになった試合でした」
中山氏は、ハリルホジッチ監督のデタラメぶりを舌鋒鋭く突いていく。
「最終盤に代表デビューの丸山を送り出しましたが、最終ラインに入れて他のDFと連係を取りながら守り切れ――という指示を出すでもなく、原口と同じ左サイドハーフのポジションにそのまま置いて『相手のセットプレーの時には、日本のゴール前に戻って空中戦で競って欲しい』と言わんばかりのプレーをさせました。そこには、監督としての能力が一片も感じられない。このことだけでも代表監督失格です」