苦戦必至の豪州戦 ハリル苦肉の策“本田1トップ”は正解か
ロシアW杯アジア最終予選の大一番・オーストラリア戦(11日=日本時間午後6時キックオフ)の前日10日、公式記者会見と公式練習が、試合会場のメルボルン市内のスタジアムで行われた。
負けたら解任論が再燃必至のハリルホジッチ監督だが、チーム状況は良いとは言えない。DF酒井宏樹(26=マルセイユ)が出場停止の上にDF長友佑都(30=インテル)が負傷リタイア中。本職サイドバックが酒井高徳(25=ハンブルガー)と太田宏介(29=フィテッセ)しかいない。
現役代表最多得点のFW岡崎慎司(30=レスター)は7日から別メニュー調整を続け、10日に全体練習に参加したばかり。この日はキャプテンのMF長谷部誠(32=フランクフルト)が全体練習を回避してランニングやストレッチを行うこともあり、ハリルホジッチ監督が「アジアで最も強い」と評価するオーストラリア戦で、ベストメンバーを組めない日本の苦戦は免れない。
指揮官は苦肉の策として、攻撃系選手で一番フィジカル能力の高いFW本田圭佑(30=ミラン)を、岡崎に代わって1トップで起用するのではと報じられているが、ミランで出番を失って試合勘に不安を残している。本田の1トップ起用はプラスに作用するのか?