疲れより難設定に不満? 池田勇太によぎる2年前の“放言”
【日本オープン 2日目】
2年前のふんぞり返った態度を恥じているのかもしれない。27位発進から2バーディー、1ボギーの69で回り、通算1オーバー8位タイに浮上した池田勇太(30)だ。
「(2日目は)午後スタートだったからゆっくり寝ることができて疲れが取れた。(決勝ラウンドは)少しずつ調子を上げていく」(池田)
今週は月曜日までもつれた2日続きの9ホールに及ぶプレーオフを制して勝った疲れが、まだ残っているとでも言いたい口ぶりだった。
しかし疲れている原因は、それだけではないだろう。
池田は一昨年の日本オープンで通算10アンダーの好記録で優勝した。その時に池田は、「(会場は)フェアでいい技術が出るコース設定だと思った。(例年は)ナイスショットしたのにピンに寄らない。フェアウエーをちょっと外してラフに入れば、何も考えずにサンドウエッジ持って、ハイ、出しましょう。これではアマチュアと一緒だよ。プロの技量を出させるための、心をくすぐるような設定をしてくれた。これが正しいナショナルオープン。だから今回やる気になれた」と持論をぶちまけた。