第5戦先発剥奪か…評価急落マエケン“来季ローテ落ち”危機
ドジャースのルーキー右腕が厳しい状況に立たされた。前田健太(28)がポストシーズンのローテーションから外されそうなのだ。
ロバーツ監督は17日(日本時間18日)、20日(同21日)のカブスとのナ・リーグ優勝決定シリーズ第5戦の先発を「現段階では、マエダでいく」としながら、シリーズの勝敗によってはエースでサイ・ヤング賞左腕のカーショウを中3日で起用すると示唆した。
ポストシーズンの前田はここまで2試合(計7イニング)で0勝1敗、防御率9.00。2戦とも5回を持たずにKOされている。88年以来28年ぶりの世界一を目指すドジャースが状況次第で、シーズン終盤から疲労の度合いが色濃いルーキー右腕よりも、経験豊富なエース左腕を優先的に起用したいと考えるのは当然のことだ。
ドジャースはここまでポストシーズンのローテーションをカーショウ、ヒル、前田の3人で回してきた。19日の第4戦には新人左腕のウリーアス(20=今季18試合で5勝2敗、防御率3.39)が登板予定だ。仮にドジャースがリーグ優勝しても安定感を欠く前田がワールドシリーズのローテーションから外れる可能性もあり、オフの補強次第では来季の立場も危うくなりかねない。