先発マエケンも餌食に? カブスの“サイン盗み”に要警戒
108年ぶりの世界一を目指すカブスが姑息な手段に出た。
16日(日本時間17日)のナ・リーグ優勝決定戦で相手ドジャース・バッテリーのサインを盗んでいたというのだ。ドジャースのヤスマニ・グランダル捕手(27)が明かしたと複数の米メディアが伝えている。
疑わしい行為があったのは前田健太(28)が先発し、4回を4安打3失点でKOされた第1戦。3-3の同点で迎えた八回のカブスの攻撃中だ。この回先頭の4番ゾブリストが二塁打で出塁した際、ベース上から打席にいるラッセルに何らかの合図を送った。
グランダルによると、ラッセルのスイングは明らかに不自然で、直球に的を絞っているのが分かったという。結局、ラッセルはスライダーに手を出して三ゴロに倒れたが、カブスによるサイン盗みもあってか、ドジャースはこの回に一気に5点を失い、初戦を落とした。
ローテーション通りなら前田は中4日で20日(同21日)の第5戦(ロサンゼルス)に登板予定。ポストシーズンはここまで2試合(計7イニング)を投げ0勝1敗、防御率9・00。いずれも5回を持たずに降板しており、チームの足を引っ張り続けている。
ここにきて地元メディアからも酷評され続けている前田。信頼回復には相手打線に加えてサイン盗みにも警戒する必要がありそうだ。