ヤ軍の来季ローテはマー君中心 “エースの座”守る条件は
「彼はうちのエース。(他球団の)エース級と比べても遜色のない投球だった」――。ヤンキースのブライアン・キャッシュマンGMが田中将大(27)への絶大な信頼を口にしている。
今季の田中は31試合(計199.2回)でチームトップの14勝(4敗)を挙げ、防御率はリーグ3位の3.07をマーク。右前腕部の張りで終盤2試合を登板回避したが、開幕から9月までチームでただひとりローテーションを守った。一時はサイ・ヤング賞の有力候補に挙げられるなど、確かに今季の働きは「エース級」だった。
今季終盤に右腕セッサ(24=4勝4敗)らの若手投手が結果を残したため、キャッシュマンGMは今オフはエース級の補強を見送ると明言。同GMは来季も田中中心のローテーションになると示唆しており、メジャー4年目は今季以上の働きを求められる。
エースである以上、一流投手の証しとされる200イニング登板は当然。ヤンキースの先発投手では97年のコーン(2・82)、ペティット(2・88)以来となる防御率2点台がノルマだ。