野村元監督以来…楽天ドラ1藤平尚真「背番号19」の真意
7日、楽天からドラフト1位指名された横浜高の藤平尚真(18)が入団交渉を行い、契約金1億円、年俸1500万円(金額は推定)で合意。会見に臨んだ藤平は「チームを勝たせるピッチャーになりたい」と抱負を語った。
背番号は「19」。元楽天の田中将大(28)がヤンキースで背負う数字であり、楽天では元監督の野村克也氏(81)が06~09年につけていた背番号。野村氏は10~12年、名誉監督として在籍していたため、楽天では長らく空き番号だった。
野村氏の「19」継承の理由について、長島スカウト部長は「(楽天で背番号18だった)マー君に少しでも追いついて、いずれは追い抜いて欲しいという球団の思いです」とコメント。
後関スカウトは「まだ完成品ではないけど、田中に次ぐ素質を持っているので。楽天の19番は野村さんのイメージが強いけど、もうチームも変わっていっている」と話した。
09年、楽天は2位に躍進しながら、当時の野村監督はCS直前にフロントから「勝っても負けても退任していただく」と通告されたという。そんな経緯があるからか、いまだ野村氏の楽天へのボヤキは止まらない。
楽天は野村氏の後、ブラウン氏、星野氏、大久保氏、梨田氏と4人もの監督が指揮を執っている。いまさら藤平の背番号「19」が野村氏への意趣返しとは思えないが。