GM発言は建前か 田中将大の「WBC出場」期待できない理由

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 田中と同様、日本人メジャーはダルビッシュ、前田健太ともに肘に古傷を抱えている。守護神候補の上原浩治は来季の去就が未定。野手では青木宣親がアストロズへの移籍が決定。イチローが今さら、WBCに出るとは考えづらい。

 そもそも、最初からメジャーリーガーの参加は「あわよくば」の域を出ない。日本に限らず、構想段階ではメジャーリーガーが含まれた豪華布陣になっているが、大会が近づくにつれて辞退者が続出するのが常だ。

「世界一決定戦」と目の色を変えているのは日本などアジアの国々くらいのもの。メジャー挑戦を視野に入れている選手たちも多く、それがモチベーションになっているが、主催であるMLBが何より優先するのはメジャーの公式戦。WBCは金儲けのためのエキシビションマッチのようなもの、将来のメジャーリーガーを発掘するための場と位置づけている。

 日本は準決勝で敗退した13年大会に続き「オールジャパン」でWBCに臨む可能性が高い。

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