山田、大谷も侍J参戦 打点王・中田翔に出番なしの可能性
居場所がなさそうだ。
11月に強化試合を行う野球日本代表「侍ジャパン」のメンバーが、昨18日に発表された。投手では大谷(日本ハム)や菅野(巨人)、野手では山田(ヤクルト)、柳田(ソフトバンク)ら総勢28人が名を連ねた中、注目されているのが中田翔(27=日本ハム)の起用法だ。
小久保代表監督は以前から中田にゾッコン。これまでの代表戦でも一貫して中田の起用にこだわってきたが、今回ばかりは守る場所がない。
選出された28人中、一塁を本職とするのは中田と内川(ソフトバンク)のみ。だが、ここに思わぬ“伏兵”が現れそうなのだ。2年連続トリプルスリーを達成した二塁手の山田である。
球界OBが言う。
「二塁には菊池(広島)がいる。打力は山田ですが、菊池の驚異的な守備力は外せない。今季はセの最多安打を記録し、バットでも頼りになる。そこで浮上しているのが、山田の一塁起用なのです。そうなると中田はベンチということになる」
中田も今季26本塁打を打ち、110打点でパの打点王になったものの、打率.250、得点圏打率も.264だ。対する山田は38本塁打、102打点、打率.304。ホームランの数ですら負けているのだから、一塁は機動力も使える山田に明け渡すしかない。