中田翔、中村は今季不調 侍J・4番はベイ筒香でもう決まり
DeNAの筒香嘉智(24)がまた打った。
27日の中日戦。1-0の八回に「うまく押し込めた」と自画自賛の一発を右翼スタンドへ運んだ。今月13本目となる29号でトップのヤクルト山田に1本差。「投手陣が頑張ってくれていた。追加点になってよかった」と笑顔を見せた。4打数3安打で打率も.331とリーグ2位に浮上し、「もう本物。勝負あったね」と球界関係者の間ではもっぱらである。
来年3月に開催される第4回WBCに臨む侍ジャパンの4番争いのことだ。筒香は、昨年の国際大会プレミア12で打率.385、5打点と活躍。大会後半から西武中村に代わって4番に座り、存在感を見せた。侍ジャパンの小久保監督は就任以来、「球界の将来を背負って立ってもらわなければ困る」と4番には日本ハムの中田翔(27)の名前を挙げていたが、その中田は今季、絶不調。この日の西武戦で8試合ぶりの15号を放ったが、打率.247と筒香とは大差がついた。西武の中村も今季は、打率.252の13本塁打。確かに「勝負あった」である。