DeNAには年俸重荷? 筒香3億円更改で球団社長に聞いた
■「メジャー行きはいいこと」
そこで、10月16日に就任したばかりの岡村信悟球団社長(46)を直撃。率直に聞いてみた。
――筒香に球団野手史上最高額の年俸3億円を出しましたが、今後、球団が出せる金額のライン、限度があるんじゃないですか?
「いやいや、それはありません。頑張ったのであれば、彼にはそれだけの評価をしてあげないと、と思っていますから」――今後、FAやポスティングでメジャーに行くという話になりませんか?
「それはいいことだと思います」
――容認されるわけですか?
「いや、今後ともそれくらい頑張ってもらえたらいいなと思っている、ということですよ」
筒香はこのまま順調にいけば、2020年に国内FA権を取得。翌21年には海外FA権を手にする。横浜高時代からメジャー志向が強かったが、この日は「メジャー? メジャーはまったく(頭に)ないですね」と言い切った。チームに対する愛着が増したのか、会見でも「お金より大事なものがあります。チームを優勝させられる4番、主将でありたい」とも話したものの、チーム関係者の中には、「FAで国内移籍という選択肢だってありますから」と流出を心配する声も出ている。
この日、DeNAからFA宣言していた山口俊の巨人入りが決まった。日本の主砲になった筒香が打ちまくり、年俸が上がれば上がるほど、ファンはやきもきすることになりそうだ。