DeNAには年俸重荷? 筒香3億円更改で球団社長に聞いた
DeNAの主砲・筒香嘉智(25)が、「気持ちよくサインしました」と満足そうに言った。
1日、横浜市内の球団事務所で契約交渉に臨み、2億円の大幅アップとなる年俸3億円でサイン。「本当にあり得ないくらい、普通では考えられないような額を上げていただき、感謝です」と笑顔が絶えなかった。
今季は出場した全133試合で4番を打ち、44本塁打、110打点で2冠を獲得。球界を代表する主砲に成長した筒香に球団フロントは最大限の評価で応えた。事前に下交渉を済ませていたとはいえ、球団事務所に入ってからわずか10分での契約更改。駆け引きの必要などない、“満額回答”だったわけだ。
「これまでの球団の野手最高年俸は、09年の村田(修一=現巨人)の2億6000万円。これを軽々と超えた筒香は万々歳だろうが、球団は頭が痛い。完全に才能を開花させた筒香はまだ25歳ですからね。今後、右肩上がりで年俸を上げてやらなければいけないことになる。日本ハムがダルビッシュ(現レンジャーズ)の年俸が5億円に達した11年オフに入札制度でメジャーへ行かせたように、球団の資金に限りのあるDeNAもいずれ手放さざるを得ないときがくる。11年オフにFA村田の流出をみすみす許したのも、最後はカネの問題が大きかったですから」(ベイスターズOB)