年俸知り決意 競泳・萩野プロ転向にハム大谷からの刺激

公開日: 更新日:

 男子体操の内村航平(27)に続いて、リオ五輪金メダリストがプロの門を叩く。

 競泳男子400メートル個人メドレー金メダルの萩野公介(22、東洋大)が来春の大学卒業後にプロスイマーとして活動するという。競泳ではアテネ、北京2大会連続平泳ぎ2冠で今年4月に引退した北島康介(34)に続く2人目のプロ選手となる。

 水泳関係者によると、日本競泳陣のエースである萩野は大学卒業後の就職先として、スポーツ用品メーカーを筆頭に複数の企業から勧誘されたそうだ。好条件のオファーを蹴って、最終的にプロの道を選んだのは、同世代のあの二刀流選手の影響も少なくないという。「二刀流選手」とは、日本ハム大谷翔平(22)のことだ。

 大谷、萩野の他にもフィギュアスケート羽生結弦、同じ競泳の瀬戸大也ら94年生まれにはトップアスリートが名を連ねる。この94年世代は表彰式などで顔を合わせた際に意気投合し時間を見つけては競技の垣根を越えて、トレーニング法などの情報交換を図っている。水泳関係者によれば、大谷からプロ野球選手の年俸を聞いた萩野は、サラリーマンの生涯賃金(約2億~3億円)との桁の違いに驚きを隠さなかったとか。企業に所属して泳ぐよりも、プロアスリートとして活動した方が収入が見込めるとソロバンをはじいたようだ。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    西武ならレギュラー?FA権行使の阪神・原口文仁にオリ、楽天、ロッテからも意外な需要

  2. 2

    家族も困惑…阪神ドラ1大山悠輔を襲った“金本血縁”騒動

  3. 3

    9000人をリストラする日産自動車を“買収”するのは三菱商事か、ホンダなのか?

  4. 4

    兵庫県知事選・斎藤元彦氏の勝因は「SNS戦略」って本当?TV情報番組では法規制に言及したタレントも

  5. 5

    小泉今日子×小林聡美「団地のふたり」も《もう見ない》…“バディー”ドラマ「喧嘩シーン」への嫌悪感

  1. 6

    国内男子ツアーの惨状招いた「元凶」…虫食い日程、録画放送、低レベルなコース

  2. 7

    ヤンキース、カブス、パドレスが佐々木朗希の「勝気な生意気根性」に付け入る…代理人はド軍との密約否定

  3. 8

    首都圏の「住み続けたい駅」1位、2位の超意外! かつて人気の吉祥寺は46位、代官山は15位

  4. 9

    兵庫県知事選・斎藤元彦氏圧勝のウラ パワハラ疑惑の前職を勝たせた「同情論」と「陰謀論」

  5. 10

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇