球団の金庫もう限界 ヤクルト山田“来オフ米挑戦”に現実味
■先輩の青木もエール
ヤクルトでは01年オフに石井一久(年俸1.5億円)、06年オフには岩村明憲(年俸2.16億円)がそれぞれ入札制度でメジャー移籍している。石井はFA権取得前年、岩村も2年前だったが、前出のOBは、「01年は優勝によって選手年俸が高騰したタイミング、06年オフも古田監督の就任1年目で多くの資金をつぎ込んだことで、球団経営が苦しい時期だった」と言う。
この日は、ヤクルトの先輩である青木がWBC参戦を表明。山田が「バックスクリーンの文字に山田、青木と並ぶ光景が見たい」と話せば、青木も「間近で一緒にプレーして、山田の凄さを見せて欲しい」と言った。
過去に海を渡った選手の多くは、米国でプレーするWBCをきっかけにメジャーへの憧れを膨らませている。加えて青木から直々にメジャーの心得を伝授されればメジャー挑戦に対するモチベーションはますます高まるはず。山田の選択やいかに。