菊池も6000万円増 広島“太っ腹更改”にグッズ販売大貢献

公開日: 更新日:

 チームの大トリで契約交渉に臨んだ広島菊池涼介(26)は笑顔が絶えなかった。

「一番の評価だ、と言ってもらった。納得してサインしました」

 6000万円の大幅アップを提示され、球団の日本人選手最高年俸となる1億4500万円で契約更改。打率.315、13本塁打、56打点をマークした今季は、181安打を放って最多安打のタイトルを獲得した。超人的な守備でも幾度となくチームのピンチを救った男にとって当然の大幅アップとはいえ、これまでの広島は当然の評価が金額に反映されないイメージが強かった。

 が、25年ぶりの優勝を果たした今季は、そんないわゆる「渋チン」の印象を払拭。5500万円増の丸、5000万円増の新井、4800万円増の野村と数千万円単位のアップに相好を崩す選手が次から次に出た。

 広島は09年に本拠地を新設のマツダスタジアムに移して以降、観客動員が大幅に増加。昨年の黒田復帰効果もあって、今季の入場者数は過去最高の215万7331人を記録した。旧本拠地使用最終年となった08年シーズンの観客動員が139万680人。新球場使用とともに球団が営業権を手にし、球場内の売店、看板広告などの売り上げも入ることになったことを考えれば、この8年間でチームの資金力は潤沢になったのは確かだ。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    大谷翔平の28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」 選手会専務理事と直接会談も“武器”にならず

  2. 2

    “氷河期世代”安住紳一郎アナはなぜ炎上を阻止できず? Nキャス「氷河期特集」識者の笑顔に非難の声も

  3. 3

    不謹慎だが…4番の金本知憲さんの本塁打を素直に喜べなかった。気持ちが切れてしまうのだ

  4. 4

    バント失敗で即二軍落ちしたとき岡田二軍監督に救われた。全て「本音」なところが尊敬できた

  5. 5

    大阪万博の「跡地利用」基本計画は“横文字てんこ盛り”で意味不明…それより赤字対策が先ちゃうか?

  1. 6

    大谷翔平が看破した佐々木朗希の課題…「思うように投げられないかもしれない」

  2. 7

    大谷「二刀流」あと1年での“強制終了”に現実味…圧巻パフォーマンスの代償、2年連続5度目の手術

  3. 8

    国民民主党は“用済み”寸前…石破首相が高校授業料無償化めぐる維新の要求に「満額回答」で大ピンチ

  4. 9

    野村監督に「不平不満を持っているようにしか見えない」と問い詰められて…

  5. 10

    「今岡、お前か?」 マル秘の “ノムラの考え” が流出すると犯人だと疑われたが…