大谷翔平インタビュー<下>“二刀流”冷静分析で見えた課題
昨季は投手として21試合に登板して10勝4敗、防御率1・86。打者としては104試合で.322、22本塁打、67打点。大谷翔平(22=日本ハム)本人はしかし、この成績に満足していないという。今季はどこをどうしたいと考えているのか。それがクリアされたとき、メジャーに挑戦するのか。インタビューの2回目は今季の課題と、メジャー挑戦のタイミングについて――。
■「半分、妥協している」
――昨年の成績に満足してないそうですが、投手としてどこがどう満足できないのか。
「結果もそうですし、自分が取り組んできて、技術面も含めてもう少しできたかなと」
――限られた登板の中でマークした10勝という数字にも満足してない?
「してないですね」
――もっと勝てると。
「はい」
――どこをどうしたら内容や結果が良くなると思いますか?
「う~ん……それは言葉では言い表せないところの方が多い。自分の感覚の中で、もうちょっとこういうふうにできたんじゃないかと。こういうふうにやりたいなというのを妥協せずにしっかりとやれれば、そういう形で臨めれば、もっともっといい形にはなるんじゃないかと思っています」