落合GM退任で異変 竜次期監督レースに生え抜きOB再浮上
「これでむしろ、先行きが見えなくなった」と語るのは、中日のベテランOBだ。
今季から森繁和新監督(62)が就任した一方で、落合博満GM(63)が今月限りで退任。早くもナゴヤでは、今後の体制についての話題が浮上している。
「森監督の契約年数は複数年としか発表されていないが、結果次第で任期は流動的になるだろう。今季から2年程度で一定の成果を残せば、就任会見でも本人が『いい形ができたと思ったらそのときは身を引く』と話しているように、小笠原二軍監督(43)に禅譲するのが基本線といわれている。森監督が3年、4年と指揮を執り続けることも十分に考えられます」(マスコミ関係者)
■“後ろ盾”が不在
しかし、冒頭のOBは、「『森から小笠原』という道筋に関しては今後、どうなるかわからない」と、こう続けるのだ。
「小笠原二軍監督は、あくまで落合GMが将来の一軍監督として目星をつけていた人物。同監督が日本ハムの現役時代から打撃を評価し、晩年は巨人からトレードで獲得。15年限りで引退した直後に二軍監督にしたのは、先を見据えてのことだった。だが、後ろ盾となるはずの落合GMは、球団からいなくなる。今後は別の人間が監督候補になる可能性も十分にある」