落合GM退任で異変 竜次期監督レースに生え抜きOB再浮上
■生え抜き歓迎
中日周辺では、かねてファンを中心に、生え抜きOB監督の就任を求める声が根強い。落合GMは監督時代から中日OBを遠ざけてきた経緯があって、辛酸をなめ続けたOBは少なくない。
「谷繁、森と外様出身監督が続けて結果を残せないとなれば、地元ではいよいよ生え抜き監督の誕生を求める声が強くなるでしょう。親会社には今も、元監督である星野仙一楽天球団副会長の復帰を望む人がいるほどです。外様である小笠原二軍監督につなぐということは、難しくなってくるかもしれません」(地元関係者)
森監督自身も、ナゴヤでの生え抜きを歓迎する風潮は百も承知のようで、長らく中日の守護神を務めた岩瀬をはじめ、荒木、森野といった生え抜きの功労者たちを、ゆくゆくは指導者にしたい意向を持っているといわれる。
在野の生え抜きOBの中にも、監督候補になりうる人材が複数いる。投手出身では200勝投手で現役最年長登板記録を持つ山本昌氏(51)、野手出身ではミスタードラゴンズの名球会員・立浪和義氏(47)、通算403本塁打を誇る山崎武司氏(48)といったところだ。