就任2年目でもV逸なら…G由伸監督“後任”にOB2人の名前
昨季の巨人の主催試合の1試合平均入場者数は4万1724人。一昨年の4万2270人から減った。一昨年は原監督が率いて計12年目のシーズン。マンネリ化が俎上に載っていた。
まだ40歳だった高橋監督の擁立を当時の白石オーナー(現読売新聞グループ代表取締役会長)は「人心一新、新しい風を吹き込むことが必要」と説明していたが、若きスター監督の誕生は、球団が営業面で期待したほどのプラスを生まなかったのだ。
「本心を明かさず、慎重な発言に終始する高橋監督には新聞、テレビの不満が鬱積している。リップサービスが皆無で、字にならない、画にならないというメディアからの不満と苦情に対応する現場の関係者は頭を抱えています。彼らの報道がファンへの訴求力につながる。ソッポを向かれたら観客動員のマイナスにつながります。でも、面と向かって監督に苦言を呈す人間が残念ながらフロントにはいないのです」(球団関係者)
■球団は松井秀喜監督誕生を切望するが
長嶋茂雄元監督のように、圧倒的な人気と、ファンやメディアの支持を得られないのであれば、高橋監督は勝つしかない。