就任2年目でもV逸なら…G由伸監督“後任”にOB2人の名前

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 先月16日の球団スタッフミーティング後、老川オーナーは、「優勝できなくてもいいから若手を育てる、というのは巨人軍では許されない。勝ちながら育てる、というのが基本」と報道陣に言った。

 それはそのまま未熟な青年監督への要望、注文になるわけだが、

「結局、由伸さんがどういう野球をやるのか、やりたいのか、最後まで分からなかった」

「どっしりと構えて動かない、というより、動けない、という方が正しいかもしれませんね」

 という声が出ているチーム内では、“育てながら勝つ”という相反する命題を高橋監督がクリアできるのか、懐疑的な見方が多い。

「昨年末のテレビ番組で松井(秀喜)が、巨人監督就任の意欲を聞かれ、『タイミングだから。可能性はゼロではない。でも、今はその気はない』と相変わらずのらりくらりとかわしていた。読売と球団が松井監督誕生を切望していることに変わりはないが、先月上旬に第2子となる次男が生まれたばかりで、巨人監督を現実に考えるのは先になりそう。そもそも、1歳下の由伸に対する遠慮というか気遣いがあり、由伸を監督から引きずりおろす立場にはなりたくない。球団周辺では、そんな松井に代わって、斎藤(雅樹)二軍監督、OBで前DeNA監督の中畑(清)さんの名前が、ポスト由伸として取り沙汰され始めています。それだけ、由伸を頼りないと感じている人間が多いということです」(日本テレビ関係者)

 総額20億円超といわれる大補強で戦力を整えた球団のバックアップは裏を返せば、高橋監督に優勝を義務として突きつけたともいえる。雑音を封じるには、結果を出すしかない。

 勝負のキャンプが始まった。

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