WBC登板断念の重大影響…大谷の今オフメジャー挑戦に暗雲
WBCでの登板断念を表明した日本ハムの大谷翔平(22)。右足首にはいまも痛みが残っている。昨年の日本シリーズで痛めた患部が、その後、打者として出場したWBC日本代表の強化試合(対オランダ、メキシコ)でさらに悪化。今後、痛みが引かなければ手術が必要になるという。
栗山監督によれば「まだ全力で走れない」そうだから、野手としてWBCに出場することも現実問題として難しい。
1日、「大谷登板断念」の報を受けた日本代表の小久保監督は、「突然で詳細を把握していない。足首の状態も含めて、調整が遅れているとは聞いていた。(代替選手の選考などについては)NPB(日本野球機構)と日本ハム球団で詳細を詰めて、しかるべきタイミングでお伝えしたい」とコメントした。
大谷の登板回避が日本代表や周囲に及ぼす影響は大きいが、何よりダメージを受けるのは本人だろう。野手としてWBCに出ようと、WBCそのものの出場を辞退しようと、この時期の故障によって今オフのメジャー挑戦が水泡に帰す可能性が高くなったからだ。