メジャー仕様意識 日ハム大谷が狙う“40発打法”の落とし穴
「これまでのバッティングを変えようとしていると聞きました。打球の飛距離を伸ばし、本塁打を増やす狙いだそうです」
日本ハムのさるOBがこう言った。「バッティングを変える」とは大谷翔平(22)のことだ。右足首痛で別メニュー調整の大谷は14日、屋内練習場で約40分間の打ち込み。ティー、フリー、マシン打撃で汗を流した。
「初のマシン打撃で安心した? 安心はしてません。いっぺんには前に進めない。とりあえずバックはしていない。ゆっくりとやっていって欲しいね」とは栗山監督だ。
昨季は104試合で22本塁打。約4.7試合に1本の計算だが、それでも本人は22本という数字について、「満足していない」と話した。
今季は30本、いや、ひょっとしたら40本を目指しているのではないか。前出のOBがこう言った。
「大谷はもともと、球をとらえるポイントが捕手寄り。球をふところまで呼び込んでから、打つタイプです。そのミートポイントを、投手寄りに置く打法に変えようと試みているといいます。ミートポイントを前に置けば、その分、体の反動を使って打つことができる。打球を遠くに飛ばせると考えているのです」