6年目迎えるダル 大型契約のノルマは前半戦110イニング
右肘手術から復帰した昨季のダルは首や肩の違和感で2度も離脱した。地区連覇に向けてチームが今季のダルに求めるのはシーズン通じての安定した投球だ。サイ・ヤング賞候補に名を連ねた13年(13勝9敗)のように、エースの条件である30試合、200イニング登板がノルマになる。
レンジャーズの地元紙「ダラス・モーニング・ニュース」によれば、ダニエルズGMはダルの前半戦の投球内容、健康状態を見てから再契約の有無を判断するという。「30試合、200イニング」を果たした13年は7月の球宴までで「18試合、119・1回」に登板した。13年を基準にすると、今季の前半戦は「15試合、110イニング以上」が目安になる。
ダルは現状でエース左腕ハメルズに次ぐ先発2番手で起用される見込み。一流投手の相場である200億円の巨額契約を得るには開幕からスタートダッシュするしかなさそうだ。