ダルにも“トランプ危機” 米紙が「イラン出身」父親を危惧
「トランプ・ショック」は日本政府だけでなく、日本人メジャーリーガーにも波及しそうだ。
米国のドナルド・トランプ大統領は27日(日本時間28日)、イスラム教徒が多数を占める国からの渡航者の入国を拒否する大統領令に署名した。イスラム教過激派などテロリストの米国への流入阻止を目的にシリア、イラクなど7カ国からの入国が停止となる。
米国が指定した「7カ国」にはイランも含まれており、同国出身の父親を持つレンジャーズ・ダルビッシュ有(30)にとっても他人事ではないのではないか。
レンジャーズの地元紙「ダラス・モーニング・ニュース」(電子版)は28日、大統領令がスポーツ界にもたらす影響に関する特集記事を掲載。ダルの父親であるファルサさんがイラン出身であることから「米国の息子の元を訪問できなくなるのではないか」と推測している。
記事によると、球団はダル本人にも何らかの影響が及ぶかどうかも含めて、今後は米国政府に確認するなど、調査に乗り出すという。
■政権の意向を慮る必要