メジャーが新ストライクゾーン 大打撃受ける日本人投手は
MLBが早ければ今季開幕からストライクゾーンを変更するという。
6日(日本時間7日)のスポーツ専門チャンネル「ESPN」(電子版)によれば、新ストライクゾーンは下限を膝頭の下部から上部まで約2インチ(約5センチ)上げるという。すでにMLBでは競技委員会と規則委員会が承認しており、選手会が合意すれば採用される。
新ゾーンは高め(肩の上端)の変更はないため、昨季までと比べてゾーン自体は狭くなる。打者有利にして打撃戦を増やす狙いだが、ゾーン変更で最も打撃を受ける日本人投手は誰か。
「これまで低めの変化球を振らせたり、打ち取ってきた投手が影響を受けるはずです。日本人で当てはまるのは田中(ヤンキース)、岩隈(マリナーズ)、上原(カブス)、田沢(マーリンズ)の4人。田中を筆頭に、いずれもワンバウンドや地面スレスレに落ちるスプリットを決め球にしており、新ストライクゾーンが適用されれば、当然、相手打者は手を出さなくなる。特にスプリットを多投する田中は対応に苦労するでしょう。中でも左打者はスプリットで抑えてきただけに、昨季38本塁打のデービス(オリオールズ)ら強打の左打者から食らう一発が増えるかもしれません」(スポーツライター・友成那智氏)