WBCイスラエルを支える名参謀は大リーグ初の女性コーチ

公開日: 更新日:

 イスラエルには「勝利の女神」がいる。

 さる12日、WBCで日本が「死闘」の末、タイブレークで辛勝したオランダ。1次ラウンドでそのオランダを4-2で下したのがイスラエルだ。ともに2次ラウンドに進出して13日に再戦、2-12で敗れて連勝は4で止まったが、15日に対戦する日本にとって強敵には違いない。

 昨年9月の予選でイギリスとブラジルを破って本戦に。快進撃の裏に、ある「女性」の存在があった。ジャスティン・シーガル(42)。イスラエル代表チームでの肩書は「メンタルスキルコーチ」だ。背番号は「15」。WBCでユニホームを着て初めてベンチ入りした女性だ。

 ただの「裏方」ではない。09年、独立リーグでコーチを務め、プロ野球で初の女性コーチになった元女子野球選手。オハイオ州クリーブランド郊外出身で、インディアンスファンだった祖父の話を聞くうちに野球に関心を持つようになり、野球を始めた。ホーケン高校では女子であることを理由に入部を断られるも、練習試合で対戦相手の投手としてチームを抑え、入部を認めさせたつわものだ。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    べた褒めしたベッツが知らない、佐々木朗希"裏の顔”…自己中ぶりにロッテの先輩右腕がブチ切れの過去!

  2. 2

    バント失敗で即二軍落ちしたとき岡田二軍監督に救われた。全て「本音」なところが尊敬できた

  3. 3

    巨人今季3度目の同一カード3連敗…次第に強まる二岡ヘッドへの風当たり

  4. 4

    巨人・田中将大“魔改造”は道険しく…他球団スコアラー「明らかに出力不足」「ローテ入りのイメージなし」

  5. 5

    国民民主党は“用済み”寸前…石破首相が高校授業料無償化めぐる維新の要求に「満額回答」で大ピンチ

  1. 6

    佐々木朗希いったい何様? ロッテ球団スタッフ3人引き抜きメジャー帯同の波紋

  2. 7

    「今岡、お前か?」 マル秘の “ノムラの考え” が流出すると犯人だと疑われたが…

  3. 8

    佐々木朗希を徹底解剖する!掛け値なしの評価は? あまり知られていない私生活は?

  4. 9

    大阪・関西万博の前売り券が売れないのも当然か?「個人情報規約」の放置が異常すぎる

  5. 10

    僕に激昂した闘将・星野監督はトレーナー室のドアを蹴破らんばかりの勢いで入ってきて…