カブス解雇の川崎 古巣ソフトB復帰も“マイナー”変わらず
6年ぶりの古巣復帰となる。ソフトバンクが3月31日、カブスをクビになった川崎宗則(35)と入団で基本合意したと発表した。詳細は不明も、ソフトバンクは川崎に複数年契約を提示しているという。
同日、帰国した川崎は1日に福岡市内で入団記者会見を行う。
球団はWBC日本代表がカブスと練習試合を行った際に、川崎のプレーを確認済み。戦力になると判断したらしいが、問題は起用法だ。ただでさえ選手層の厚いソフトバンクで、どうやって使うのか。
川崎が本職としている遊撃と二塁にはそれぞれ、今宮と本多がいる。今宮は25歳と若く、昨季まで4年連続ゴールデングラブ賞と、こちらを外す選択肢はない。ケガがちだった本多も昨季は110試合に出場し、打率.280、23盗塁。今季は「40盗塁を目指す!」と意気込み、オープン戦でも好調だ。
さらに明石、川島のベテラン勢も内野の控えとして開幕一軍入り。確かに川崎は営業的にオイシイ存在とはいえ、無理やり一軍にねじ込もうものなら他の選手は面白くないだろう。
古巣に復帰しても、当面は二軍暮らしもあり得る状況。日本でも「マイナー」であることに変わりはなさそうだ。