13年のマー君と共通点 WBC帰りSB武田翔太に大暴れの予感
「今年は大暴れするかもしれませんよ」
ソフトバンクのOBがWBCの代表メンバーだった武田翔太(23)についてこう言った。
「同僚の千賀が大会ベストナインに選ばれるなどブレークした一方で、武田は合宿前から中国戦の先発を任されながら三回に1点を失うと、わずか47球で降板。2次ラウンド以降は主戦から外れた。そもそも武田は大谷(日本ハム)が出場辞退したことで追加招集されたのだが、第2先発だった藤浪(阪神)が先に代表に選ばれたことに、周辺からは同情の声があったくらい。WBCでは相当悔しい思いをしているだけに、公式戦に向けてヤル気がみなぎっています」
代表の小久保監督は米国から帰国するやヤフオクドームに出向き、「登板が少なくなったことは申し訳なかった」と、武田に気遣いを見せた。大会を通じてWBC球に苦慮する場面もあったが、ドジャースとの練習試合では4回1失点。5安打を浴びながら粘り強い投球を見せていた。
帰国後は、大会期間中に千賀の代名詞でもあるフォークの重要性を認識。以前は持ち球だったこともあり、シーズンで使用することも示唆した。ライバル球団のスコアラーが言う。