リーグでは低調 ドルト香川はCL第2レグで酷評払拭なるか
日本代表MF香川真司(28)の評価が、ここ1週間でエレベーターのように上がったり、下がったりの乱高下である。
現地11日、香川が所属するドルトムントは、欧州CLの準々決勝モナコ(フランス)戦・第1レグ直前にチームバスがテロ攻撃に見舞われた。
試合は翌日に順延となったが、爆発事件に巻き込まれた選手の精神的ショックをないがしろにするような欧州サッカー連盟(UEFA)の裁定にドルトムントのトゥヘル監督は怒り心頭。「この状況を言い訳にする気はないが、非常に気分が悪い」と不快感をあらわにする中、もっとも評価をアップさせた選手がいた。
選手の大半が「(爆発事件の)夜は眠れなかった」とコメント。精彩を欠いて試合も2―3で負けてしまったが、1ゴール1アシストと孤軍奮闘のMF香川に高評価が相次いだのである。
「欧州で結果を残した選手にメンタルうんぬんとは言いづらいが、香川は試合によって好不調の波が激しく、精神的なタフネスさに欠けるタイプといった声が周辺から聞こえてくる。それが事件の翌日なのに普段以上の力強いプレーを見せ、日本のサッカー関係者から『ひと皮むけた感がある。より一層の活躍が日本代表でも期待できる』といった声も聞こえてきた」(サッカーライター)