イチローも地元紙に告白 メジャーは人種差別がてんこ盛り
マーリンズ・イチロー(43)が地元メディアに差別被害を告白した。
オリオールズの黒人選手がレッドソックスファンから人種差別行為を受けたことに「過去に私にもあった」と2日付の地元紙マイアミ・ヘラルド(電子版)で明かしている。記事によると、イチローは「氷、コインを投げられ、実際に何度か頭に当たった。耳にしたくないようなことも言われた」と具体的な差別行為について言及。01年のメジャーデビュー以来、安打を量産し続けてきたが「(差別を受けたことは)何度もあった」という。
レンジャーズ・ダルビッシュ有(30)も観客からの差別的発言を認めており、「僕はヤジの一部だと思っている」としている。
中南米出身の選手の間からもイチローに同調する声が聞かれるものの、実はメジャーでは観客だけでなく、審判による人種差別も少なくない。レッドソックス時代の松坂も差別されたひとりだ。移籍1年目の07年には明らかなストライクをボールと判定されたり、事前の注意もなく不正投球を取られたこともあったという。