打率1割台 ロッテ極貧打線の責任者・堀打撃コーチを直撃
開幕から30試合を消化したというのに、チーム打率・185と貧打に苦しんでいるロッテ。7日のソフトバンク戦も、散発6安打の2得点で投手陣を見殺しにした。チーム周辺で「開幕からまったく上向く気配がない。一、二軍コーチの配置転換もあり得る」という声が出る中、堀打撃コーチ(48)を直撃した。
――なぜ、こうも打てないのですか。
「シーズン通して、ずっと打ち続けるチームはありません。打てない時期というのは必ずどこかでやってくる。それが今だということです。打撃には波がある。今は主力の大半のリズムが落ちているということです」
――しかし、5月に入ってもチーム打率1割台というのは、いくらなんでも異常です。
「結果が出ていない焦りでしょうね。みんな、『何とかしよう』という気持ちはある。それが焦りにつながり、余計な力が入って空回り……という悪循環になってしまっている」
――貧打解消に手は打っているのですか?
「打てないからといって何か極端なことをしても意味はない。若手にはレベルアップのため、個人個人にはアドバイスはしています。何かのきっかけで打線(の状態)が上がってくれればいいんだけど……」