マエケン2年目の評価は…ドジャースのロバーツ監督を直撃
――将来的に日本で監督をしたいと思いますか?
「何事も決してないとは誰にも言えない。誰にも先のことはわからない。でも、そうなったら母はとても喜ぶだろうね」
――初の日本生まれの監督として話題になった。
「私自身にとっても大きな意味がある。アフリカ系米国人、日系米国人、ドジャース、それぞれに対し責任を感じる。彼らに喜んでもらえ、私のことを誇りに思ってもらえる、大きなチャンスを与えられ続けていると思っている」
――昨年は最優秀監督に選ばれた。指揮官として心掛けていることは?
「毎日が勉強で、とにかく選手たちの信頼を得ること、培った信頼関係を維持していくことを第一に努めてきた。選手たちとはよい関係を築き素晴らしいチームができた。今年はワールドシリーズ制覇というさらに大きなゴールに向かっている。長い道のりだけど、監督業は世界最高の仕事だと私は思っている。監督という仕事もドジャースというチームも大好きだ」
(聞き手=米国在住ライター・高木瑞穂)
▽1972年5月31日、沖縄県那覇市出身。アフリカ系米国人の父と日本人の母の間に生まれる。現役時代は俊足の外野手としてインディアンスを皮切りにドジャース、レッドソックスなど計5球団でプレー。