右肘靭帯断裂から復活 メジャー現役最多勝右腕がマー君激励
7月23日現在、メジャー通算213勝は現役最多。ジャイアンツのティム・ハドソンは右肘靭帯断裂から復活した右腕だ。08年8月にトミー・ジョン手術を受け、翌09年に復帰。10年には17勝9敗でカムバック賞を受賞した。肘の靭帯を損傷して離脱したヤンキースの田中将大(25)同様、スプリットが決め球だが、肘を痛めた原因がスプリットの多投という説は本当か。田中もトミー・ジョン手術を受けた方がよいのか。本人に聞いた。
――08年7月23日に肘の痛みで途中降板しました。
「その日はフロリダでのマーリンズ戦だった。それまで肘に痛みを感じたことはなかった。その時はただ筋を違えてしまっただけだと思ったのだけど、結局は靭帯の問題だった。その前から肩には悩まされていた。肩がメカニックに影響してしまい、そのメカニックの変化が肘の故障に関係したのかもしれないと僕は思っている」
――スプリットの投げ過ぎが肘の故障につながるという説もありますが。
「スプリットも投げていたけれど、故障前に特に通常よりもスプリットを多く投げていたわけではなかった。自分の場合は肩が弱いことの結果だと思う。年を追うごとに肩に問題も出てきて、それによってメカニックに影響が出た」