下半身の不安拭えず 日ハム大谷は今季「野手専念」濃厚か

公開日: 更新日:

 それから投手の調整を始めるとすれば、一軍での実戦登板はシーズン終盤にズレ込むうえ、さらなる問題もクリアしなければならない。以前からの懸案事項である右足首痛だ。

「左太もも肉離れで満足に動けない分、右足首は快方に向かっているといいますけど、神経を刺激している三角骨を取り除けば完治するという単純な問題ではないと聞きました。どうやら右足首の靱帯まで痛めているようです」(前出のOB)

 大谷がここまで、本格的な投球練習をしていない、いや、やらせてもらえない最大の理由は下半身が不安だからだ。下が万全でなければ、どうしたって上体に頼った投げ方になる。その結果、投手にとっての生命線ともいうべき肩や肘を痛めれば、それこそ取り返しがつかない。今オフ以降のメジャー挑戦を控える大谷にとって、それだけは避けなければならない事態なのだ。

 右足首痛が三角骨だけでなく靱帯も影響しているとすれば、なおさら投手としての起用には慎重にならざるを得ない。前出のOBによれば「球団内部には今季は野手に専念させるべきとの声もある」そうだ。

 野手として復帰するのはもちろん、今季は最後までマウンドに上がらないかもしれない。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    八角理事長が明かした3大関のそれぞれの課題とは? 豊昇龍3敗目で今場所の綱とりほぼ絶望的

  2. 2

    フジテレビにジャニーズの呪縛…フジ・メディアHD金光修社長の元妻は旧ジャニーズ取締役というズブズブの関係

  3. 3

    元DeNAバウアーやらかし炎上した不謹慎投稿の中身…たびたびの“舌禍”で日米ともにソッポ?

  4. 4

    松本人志は「女性トラブル」で中居正広の相談に乗るも…電撃引退にショック隠しきれず復帰に悪影響

  5. 5

    ついに不動産バブル終焉か…「住宅ローン」金利上昇で中古マンションの価格下落が始まる

  1. 6

    フジテレビ顧問弁護士・菊間千乃氏に何が?「羽鳥慎一モーニングショー」急きょ出演取りやめの波紋

  2. 7

    大谷翔平の28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」 選手会専務理事と直接会談も“武器”にならず

  3. 8

    菊間千乃は元女子アナ勝ち組No.1! フジテレビ退社→弁護士→4社で社外取締役の波瀾万丈

  4. 9

    中居正広「引退」で再注目…フジテレビ発アイドルグループ元メンバーが告発した大物芸能人から《性被害》の投稿の真偽

  5. 10

    中居正広「華麗なる女性遍歴」とその裏にあるTV局との蜜月…ネットには「ジャニーさんの亡霊」の声も