疑問噴出 サントリーLはまるで宮里藍“引退セレモニー”
【サントリーレディスオープン 最終日】
藍一色に染まった異常な4日間だった。
テレビもスポーツ紙も今季限りの引退を表明した宮里藍(31)を連日、これでもかというほど取り上げた。
宮里は初日22位(トップと5打差)、2日目50位(同10打差)、3日目33位(同13打差)と優勝争いにはほど遠い成績だった。
大会4日目は最終組から11組も前(1時間50分前)にスタート。多くのギャラリーを引き連れたが5バーディー、4ボギーと出入りの激しい内容でスコアを1つ伸ばしただけ。結局、通算2アンダー26位タイと今季3勝目を挙げたキム・ハヌル(28)とは13打の大差だった。
引退会見では「モチベーションが保てない」という理由からツアーを去る決断をしたと語ったように、全盛期のプレーははなから期待できなかった――が、それでもゴルフマスコミは宮里で大騒ぎだ。
フジテレビは「4歳から始めたゴルフの集大成。最終ラウンドへ」と、日曜日は放送開始の午後4時から40分間近く、16番ホールから宮里のプレーだけを録画中継した。