疑問噴出 サントリーLはまるで宮里藍“引退セレモニー”
「テレビもスポーツ紙も、視聴者受け、読者受けを狙ったのがミエミエだった」と、評論家の宮崎紘一氏がこう続ける。
「テレビはドキュメンタリー番組みたいでゴルフ中継とは大きくかけ離れて違和感があった。引退する宮里だけを取り上げればいいというのは報道姿勢として安易であり、問題が多い。キム・ハヌルは今季3勝目で賞金女王タイトルに一番近い位置につけている。そうなると2010年からの8年間で韓国人女王が7度目になる。日本女子ツアーは韓国選手が圧倒的に強い危機的な状況であるのに、藍フィーバーで覆い隠し、のんびりした日本人プロをますますダメにしてしまう」
戸張捷トーナメントディレクターは1打差2位に終わった堀琴音について、「(17番バーディー、18番パーと)長いパットを決めたからキム・ハヌルにタイトルを持っていかれても納得できる」とテレビで言った。2位に納得しているようではプロとは言えない。韓国選手に負けても仕方ないというそんな風潮が、メディアのヨイショ報道もあって国内女子プロ内に蔓延しているとしたら、それこそ大問題だ。
■錦織、清宮報道の“異常”