東京五輪メダルへ現実味 サニブラウンの走りどう進化した
陸上の世界選手権男子200メートル決勝(10日=ロンドン)で20秒63で7位に終わったサニブラウン・ハキーム(18)。
日本勢14年ぶりの表彰台はならなかったが、大物の片りんを見せつけた。
決勝本番では終盤に右足の異常で失速したものの、前半の100メートルでは海外勢と互角のレースを展開した。
レース後のサニブラウンは「恐らく五輪に向けてレベルが上がってくると思うので、決勝に出てメダルを取れるように悔しさと反省点を生かして練習していきたい」と、20年東京五輪を見据えて前向きに話した。
18歳5カ月で決勝に進出し、世界最速男のウサイン・ボルト(30=ジャマイカ)が持つ18歳11カ月の史上最年少記録を更新。15年世界ユース選手権(コロンビア)200メートル決勝では、ボルトが03年にマークした大会記録(20秒40)を塗り替えて20秒34で優勝した。
ボルトは08年北京五輪で当時の世界新記録(19秒30)で金メダルを獲得。これまで数々のボルト超えを果たしてきたサニブラウンは東京で世界最速男に肩を並べられるか。