IAAF認めた サニブラウン次回世界陸上メダル奪取に弾み
日本の若手スプリンターが陸上界トップのお墨付きを得た。国際陸連(IAAF)のセバスチャン・コー会長は13日(日本時間14日)に会見。世界選手権を総括し、男子200メートルで史上最年少(18歳5カ月)での決勝進出(7位)を果たしたサニブラウン・ハキームらの名前を挙げて「非常に若い才能が台頭した」と新鋭の出現を歓迎。今大会は史上最多となる70万5000枚超の入場券が売れただけに「これだけ注目を集めた大会は記憶にない」と大成功だと胸を張った。
IAAFのトップから素質を高く評価されたサニブラウン。これで、次回19年ドーハ大会では好条件でレースに臨めそうだ。陸上の五輪や世界選手権の競技スケジュールは注目度が高かったり、世界記録更新が見込まれる選手が優先される。
実際、今大会はウェード・ファンニーケルク(南アフリカ)の2冠達成を後押しするため、当初は同じ8日に組まれていた400メートル決勝と200メートル予選を分離。200メートルを7日に変更した。2011年の韓国・テグ大会ではボルトに3冠(100メートル、200メートル、4×100メートルリレー)を取らせるため、通常は最終日に行う4×400メートルリレーを前倒しして4×100メートルリレーを最後に実施した。