夏の甲子園 HR量産の裏に清宮幸太郎と“飛ぶボール疑惑”
ちなみに今大会の失策数はここまで33試合で77。1試合平均約2・3個の計算になる。昨夏の同大会は48試合で120失策。1試合平均は2・5個で、この段階では昨年よりむしろやや減少傾向にある。とはいえ、「処理に苦労する」ことが必ずしも失策に結びつくとは限らない。記録に残らないミスもある。
■「春とは違うが、昨夏と同じ」
ネット裏の一部スカウトたちの間では、こんなウワサ話も飛び交っている。
「どういう経緯かは知らないけど、かつてプロ野球で問題になった『飛ぶボール』が回り回って、今頃になって今回の甲子園で使われているんじゃないか? そうとでも考えなければ、この異常な空中戦は説明がつかない」
今大会で使用しているボールは去年までと同じものか、疑惑を指摘した前出の監督が言う「○○○」社製か、清宮の出場を見込んで飛ぶボールを使ったのか。高野連に聞いた。
「今春とは違いますが、昨夏と今回の大会で使用しているボールは同じです。メーカーは非公開となっています。清宮選手の出場を見越して飛ぶボールを? そういったことは一切ありません」
こう言って疑惑を否定したが……。