山崎裕之氏が巨人に提言 広島退団2コーチを獲得すべき

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 広島に衝撃が走った。

 5日、石井琢朗打撃コーチ(47)と河田雄祐外野守備走塁コーチ(49)が今季限りでの退団を発表。球団に辞任を申し入れ、了承された。ともに関東に家族を残しての単身赴任。石井コーチは昨季も球団に辞意を伝えていたが、慰留された経緯がある。

 この日、マツダスタジアムでの全体練習後に開かれた記者会見で、石井コーチは「家族が揃ってゆっくりできる期間が、今を逃したらなくなってしまう」と退団の理由を語った。

 2人は広島を37年ぶりとなるセ・リーグ連覇に導いた立役者だ。16年から打撃コーチに就任した石井コーチは、選手にみっちりとバットを振り込ませて技術の土台をつくる一方、「数字に表れない点の取り方」を徹底。「打率は良くて3割。残りの7割でどうやって点を取るか」という意識を選手に植え付け、とっさの状況判断や駆け引きを体に叩き込んだ。広島が2位巨人に17・5ゲームの大差をつけて25年ぶりとなる優勝を果たした昨季、石井コーチに話を聞いた評論家の橋本清氏はこう振り返る。

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