コーチは大幅残留か 巨人来季V逸なら監督もろとも総退陣
球団史上最悪の13連敗を喫するなど、11年ぶりのBクラス4位に沈んだ巨人が9日、川崎市のジャイアンツ球場で秋季練習を開始した。
高橋由伸監督(42)とグラウンド上で30分以上話し込んだ村田真一ヘッドコーチ(53)は「現実を受け止めないと進歩しない。2018年に向けて各自が反省して胸に刻んでやらないと。惨敗は惨敗なんやから」とし、こう続けた。
「ポイント? 若い選手を育てなきゃあかん。GMと来季の話? 若いヤツを1人でも2人でも育ててほしいってことやな。1人じゃ足りんかもしれんけど……。とにかく使えるメドを立てないと。必要やろ? だって(今季のチームは)スピードがないもんな」
来季3年契約の最終年となる高橋監督の続投は決定済み。4位の責任は村田ヘッドコーチが取るかと思われたが、来季もやる気満々である。
■「若手育成」指令もオフは大補強
この日の練習冒頭にスーツ姿で退任挨拶をしたコーチは、編成本部アドバイザーに転任する尾花高夫投手コーチ(60)、戦略室スコアラーに復帰する村田善則バッテリーコーチ(43)の2人のみ。鹿取義隆GM(60)は「(コーチは)決まったら発表します」の一点張りだが、村田ヘッドは要職で残留することになりそうなのだ。