あわや90年ぶりアマ優勝 19歳の新星・金谷拓実の伸びしろ
金谷は高校2年生だった2015年大会でも通算3アンダー11位でローアマに輝いており、2度目の快挙。同年には17歳51日の史上最年少で日本アマも制している。
■ゴルフの内容は金谷の方が上
テレビ解説の羽川豊プロがこう言う。
「金谷は身長170センチで線が細く、体はまだ十分に出来上がっていませんが、スイングが柔らかく、パット、アプローチの小技がうまい。トップでも間が取れており、緊張する場面でも安定感が光っていました。下半身強化のトレーニングを積み、飛距離が伸びているそうです。プロ相手にも物おじしない金谷の活躍は同じ世代にも勇気を与え、日本ツアーの若返りが一気に進みそうです。金谷は体幹をもっと鍛えれば、飛ばしたいときでも崩れないスイングができる。伸びしろがあり今後の成長が楽しみです」
プロの面目をどうにか保ったとはいえ、池田は昨年の賞金王。にもかかわらず、後半は方向性を重視してユーティリティークラブを手にしながらティーショットを曲げてラフにつかまると、表情はこわばり、目もうつろになるのだから、だらしなかった。