左の中継ぎ欲しい巨人 日ハム宮西FA行使なら虎と争奪戦
日本ハムのFA勢に注目が集まっている。
国内FA権を取得している増井浩俊(33)が30日、球団と2度目の残留交渉を行う。本人は「次の交渉で決める」と話しており、権利を行使した時に備え、巨人は手を挙げる準備を進めている。ただ、巨人のチーム内で需要が高まっているのは、海外FA権を持つ宮西尚生(32)だという。
こちらは28日に球団と残留交渉を行ったものの、宮西は「11月に入ってからになるかもしれない」と結論は急がない方向だ。
宮西は今季、史上2人目でパ・リーグ初となる10年連続50試合登板を達成。51試合で4勝5敗、防御率3.32だった。
まさに巨人の補強ポイントだ。村田真ヘッド兼バッテリーコーチや斎藤投手総合コーチは「左の中継ぎがいない」と口を揃える。巨人は昨オフもソフトバンクから変則中継ぎ左腕の森福をFAで獲得したが、30試合で1勝3敗、防御率3.05。一、二軍を行ったり来たりで、期待外れに終わっている。
昨年まで9年連続60試合登板をマークしていた絶対的セットアッパー山口鉄は、18試合の登板にとどまり、防御率は4.05だった。巨人のチーム関係者がこう言う。