最高齢で幕内返り咲き 安美錦“満身創痍”でも息長い理由
引退後の見通しが立っているのも、安美錦にとっては相撲に集中できる要因だ。
伊勢ケ浜部屋関係者が言う。
「安美錦は伊勢ケ浜親方(元横綱旭富士)の血縁。将来、部屋を継承することも決まっており、安治川の親方株も所有している。つまり、いつやめても困らない。もちろん土俵上では勝ちにはこだわっているだろうが、『無理をしてまで……』というほどでもない。これが長く相撲を取れる秘訣でしょう。考えているとすれば、いかにきれいな形で引退できるか、くらいではないか」
来年は40歳。不惑のベテランが土俵を沸かせることになりそうだ。