Jアラートで試合中断…トランプが日本シリーズに水を差す
そもそも、マトモに試合ができるのか。
28日から開催される日本シリーズ。27日の監督会議では、予告先発を導入したいソフトバンクの工藤監督に対し、DeNAのラミレス監督はこれを拒否。ちょっとした「前哨戦」が行われるも、工藤監督の希望は通らず、予告先発は採用されなかった。
そんな中、プロ野球の興行とは思えない、物騒な決定事項が1つあった。それが全国瞬時警報システム、通称「Jアラート」だ。すでに今年に入って2度、北朝鮮がミサイルを放った8月と9月に発動されたこのJアラートが試合中に鳴った場合、その時点で試合を中断。政府が安全を確認するまで試合を再開しないことが、この日の監督会議で説明されたのだ。
万が一の事態に備えてのことだとはいえ、その万が一が頻発する可能性が今の日本にはある。
というのも、米国のトランプ大統領がASEAN(東南アジア諸国連合)関連の首脳会議を行うため、来月アジア諸国を歴訪するからだ。トランプ大統領は5日に来日し、6日に安倍首相と首脳会議。天皇皇后両陛下とも会見する。これに北朝鮮がどう反応するか。