代理人決定 日ハム大谷の移籍先に「フィリーズ」急浮上
CAAスポーツはいまや米国を代表するエージェント事務所。12年以降の大リーガーとの契約額は22億ドル(約2508億円)。スコット・ボラス氏率いるボラス事務所の20億4000万ドル(約2325億円)を抜いて単独トップだ。
いまのポスティングシステムは移籍金付きFAのようなもの。現在、ルール改正へ向けて日米間で最終調整を行っているものの、制度自体の基本的な部分はおそらく変わらない。選手は行きたい球団に行けるシステムなのだ。
周囲の話を総合すると、大谷の希望は「日本人選手がいない球団」「やりがいのあるチーム」だそうだ。「やりがいがあるチーム」とは、すなわち投げて打っての二刀流にチャレンジできる球団ということだろう。例えばヤンキースやドジャースなどの常勝球団は1年目から結果が求められるうえ、二刀流が軌道に乗るまで長い目で見てもらえるとは限らないからだ。
ナ・リーグのあるスカウトによれば、強引な交渉手法から敬遠する球団が少なくないボラス氏とは異なり、バレロ氏はどの球団とも良好な関係を保っているという。